三池崇史監督がローマ国際映画祭でマーヴェリック賞を取ったらしいけど。
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日本人初だって!凄い!と思ったけど本当に凄いのか分からなかったのでちょっとだけ調べてみた。
ローマ国際映画祭とは
2006 年から開催される映画祭との事。意外と歴史が浅い。2012 年からはベネチア国際映画祭でディレクターをやっていたマルコ・ミュラーがディレクターを担当してる模様。まだ若い映画祭だからか「金で賞を買える」みたいな噂も多いみたい。
マルコ・ミュラーをググってみたんだけどこの人は結構中国映画押しみたい。過去には日本特集とかもしてたりしてちょっとアジア圏で一括りになってるっぽいけど。う、うーん。
特別賞を調べてみた
マーヴェリック賞は幾つかある特別賞の中のひとつで Maverick Director Award というらしい。
で、今年受賞した三池崇史の前の受賞者を調べてみた。
2013 年はツィ・ハークと云うベトナム生まれの香港映画監督が受賞している。"ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ" シリーズとか "男たちの挽歌" シリーズの人だね。
2012 年はウォルター・ヒル。"48 時間"、"レッド・ブル"、" エイリアン VS プレデター " などの監督さん。"エイリアン" シリーズ総指揮。脚本だったら "ゲッタウェイ" とかが評価されている人。
この 3 人の共通点は「独創的で男らしい作風」って感じかな?あと良くも悪くもみんな B 級感が味になってるよね。イタリアの伊達男達はこういうのがお好きなんだろうか。
因みに 2011 年以前のマーヴェリック賞受賞者は不明。語学力が無くて探せなかっただけだけど多分無い。きっと無い。そうに違いない。
ついでに最優秀作品賞も調べてみた
こっちは Golden Marc’Aurelio Award for Best Film という賞みたい。
2013 年 "Tir" (イタリア・クロアチア共作) 監督:アルベルト・ファズーロ
Internet Movie Database Ratings 7.9/10
あらすじ:教師からトラックの運転手に転職し、希望通り稼げるようにはなったがそれと同時にお金に使われている気がする。どこかで感じる不条理や疎外感が止まらない。
多分日本未公開。地味そうだからビデオスルーでも来ればラッキーな感じなのかな。
2012 年 "Marfa Girl" (アメリカ) 監督:ラリー・クラーク
Internet Movie Database Ratings 5.7/10
あらすじ:セックス、ドラッグ、ロックンロールとアート、暴力、差別が渦巻く物語。セカイ系のようでセカイ系じゃないチクチク青春物語。
今の所、日本未公開どころか映画館での上映や DVD 化もないらしい。約 $6 払えばストリーミング見れるらしい。採算取れんのか。
よく分からない
取り敢えず近年のを振り返ったんだけどどっちの作品も全然知らない。最優秀作品賞でこれだしマーヴェリック賞でこれだった。他の賞も見たけど受賞作のほとんどが分からない。公式サイトでの歴代受賞者の検索方法もよく分からなかった。まだ映画祭始まってないのに受賞者発表して良いのか。どうなってんだローマ国際映画祭。