ここ数日 PS4 "龍が如く 維新!"をやり続けていた。
案の定ブログ更新を怠ってしまった。反省。
プラチナトロフィまでゲットしてしまったので折角だからレビューしようと思う。
先にざっくりまとめると「シリーズファンや幕末ファンもそれなりに楽しめる。問題点も多かったけど PS4 の試運転で取り敢えずやっておいても損は無いと思うゲームだった。」って感じだったよ。
よし、レビュー始めよー。
龍が如くシリーズとは
Sega 制作のアクションアドベンチャーゲーム。
キャッチコピーは『伝説の男と 100 億の少女』だけど一作目の CM で使われていた「ゲームに飽いた人達へ」の方が印象に強い。
シナリオは主人公が親殺し(組長殺し)の汚名を被るところから始まる。そんな主人公が親を探す少女と出会い闘争の中で生きる事を見出すような感じで、ヤクザがテーマで成人男性をターゲットにしてるだけあって硬派なシーンが多い。
ここらへんのシナリオはシリーズを重ねてずっと続いててマンネリがやばい。大体どのゲームも表、社会からも裏社会からも浮いた主人公が裏切りと欲望が渦巻く中で人間性を取り戻し男の生き様を見せつけ唐突な「完」で終わる。メリハリが強引過ぎて、死んだキャラが出て来たと思ったら初登場した元警察庁現 CIA の実弟だった、とか整合性を疑いたくなる展開も少なくない。
そういった意味も含めて、これはゲームだけど V シネマを後継していると思う。
そんなシナリオと何度か歌舞伎町に行った人なら驚くほど再現された町並み、それと西洋ファンタジー風 RPG が乱発された中で出て来たちょっと異質な存在だった事もあって結構ヒットした。来年で 10 周年を迎える。
龍が如く 維新!はどうだったの
シリーズに出て来たキャラクタを幕末の登場人物に置き換えたスピンオフ作品。
キャラクタはシリーズ作品の方に引っ張られてるからそれ以外に特に言う事は無いんだけど、同じように引っ張られたシナリオが面白かった。多少ネタバレになっちゃうけど、このゲームだと、坂本龍馬が斉藤一を名乗ってるんだよね。イフ全開って感じで好き。
シリーズで初めて遊ぶ人もそんなに突っ掛からずに遊べると思う。新選組に思い入れが強い人はちょっと控えた方が良いかも知れないね。こんなゲーム買う金があるなら病院行こう。
中盤ぐらいまでのテンポは良かったけどそれ以降は結構崩れ易い。それでも物語を勧めるだけなら結構やり方があるんだけど、街の評判を上げたり徳を稼いだりする方法はかなり限定的で退屈だったな。トロフィを狙うとなるとかなりつらい。テクニックはほとんど要らないけど根気がかなり必要になる。
グラフィックは「あー、セガだなー」と思う所もあるけどかなり良かった。水の表現がしっかりしてて凄い。かなり実物に似て来ただけに似過ぎててちょっとした違和感が目立つような気もする。芸能人キャストの顔をキャプチャーしたキャラとかね。
BGM 関連は普通に満足。リメイクされた BGM とかも恰好良かったしモブがぶつぶつ喋ってる台詞もパターンが多く耳が飽きない。ただメインテーマが One OK Rock だったのがちょっと……って感じはあった。CKB や永ちゃん、ヒムロック、ジブさんなどの今までの流れとちょっと違うよね。ワンオクだったらまだロザリオスじゃね。
ああ、長くなった上にまとまってない。
まとめ
モデリングは古いけど頑張っていて、誰が遊んでもそれなりに不満が出るけどそれなりに面白くもあり、PS4 の試運転や何かもうひとつ遊ぶ要素が見付けられれば遊ぶべき。そんな感じでした。個人的には遥が主要人物から降格しかけている一方で真島の兄さんがメインヒロインに昇格しているポイントが結構高いゲイムだと思う。