フジテレビのバラエティ復古路線が良い感じ
何かと叩かれがちなフジテレビなんだけど秋から始まった番組がちょっと面白かったんだ。
1. どぅんつくぱ ~音楽の時間~
どぅんつくぱは金曜 23 時から放送されている音楽バラエティ番組なんだ。教育番組のパロディになっていて、歌のお姉さん、子供 MC 2 人、人形 4 体、音楽の先生というレギュラー陣がゲストと絡んだりショートコーナーを挟んだりした番組になっているよ。トークで笑わせるというよりは唐突な展開で笑わせるシュールなバラエティだよ。
OP に Tofubeats を起用していたり、人形の中身も小野 D など話題性があるところを使っているんだ。ウゴウゴルーガやココリコミラクルタイプを見ていたおっさんには懐かしく感じるかも知れないし現役世代にはサブカルの原体験になるかも知れないよ。
そう言えばピエール瀧も人形の中身をやっていて、この前ゲストに TM Network が出て来た時は一人でハラハラしてしまったよ。最終的にゴーストライターで有名になった新垣隆さんと TK が "Get Wild" を連弾していてそれはそれで理解しがたい状況だったけど。
フジの音楽バラエティ番組というと "堂本兄弟" 打ち切りだったり、「口パク当て振りは不要」発言だったり割とネガティブな話題が多くあるんだよね。そういう中でも面白い番組が出て来るのは良い事だよね。
2. ヨルタモリ
ヨルタモリは日曜 23 時頃からの放送だよ。とあるバーでママの宮沢りえと常連客のタモリが他のお客さんとダラダラするという番組になっているんだ。森田一義的なトークが控え目な分、久々にタモリの密室芸が見れるんだよ。
往年のファンを中心に作っているのは勿論そうなんだろうけど、常連客の一人に能町みね子、音楽では前山田健一、イラストは久保ミツロウとフジバラナイトの延長としての意味合いも感じさせるようになっているのかも知れないね。
まとめ
機会があれば見たら良いんじゃないかな。見ても何の役にも立たないかも知れないけど大体テレビってそういうものでもあるよ。
今回紹介した番組はどっちも構成の一人に酒井健作が参加しているんだ。まあ普通にバラエティ番組でよく見る作家さんではあるんだけど、GCCX 然り、80 年代あたりのサブカル趣味に強い印象があるんだ。もしかしたらレトロフューチャーを感じさせてる一因はこの男が担っているのかも知れないね。
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